私どもの会社は、長野県茅野市の南西にある長峰丘陵の一角に位置しております。そこからは東に八ヶ岳連峰とその裾野に広がる蓼科高原。西に諏訪大社を取り巻く諏訪盆地。 北に諏訪一族の居城上原城跡。南に天下の難所、杖突峠が望め、正に当社の四囲は歴史的にも地理的にも恵まれた自然環境の中にあります。 当地方では気候・風土・豊富で良質な水、加えて勤勉な人柄、先取の気質などの条件を生かし、戦前は絹関連産業が一世を風靡し、 戦後の経済復興に当っては、技術革新にいち早く対応、時計、カメラに代表される精密産業へと転換、“東洋のスイス”とまでいわれた工業地帯を形成しましたことは周知の通りであります。 こうした中にあって、私どもは確たる技術基盤を築き上げ、オリジナリティーにこだわった製品開発に全力を注いでまいりました。 当社は設立以来自動車関連分野において、より質の高い製品とサービスを提供し続けております。 さらに、最先端技術を駆使した光通信や情報機器分野への参入を始め、医療、エネルギー、環境などの社会的な諸問題に向けての提言や研究・開発を積極的に行っています。 ひるがえって、こうした企業活動に合せて企業の社会的貢献事業にも参加、当社がめざす指針に従い着実に実行に移しております。 その一環として、平成7年、当市内から江戸時代末期に輩出した、在野の農業測量技師坂本養川の生涯業績を顕彰するため、その生地にブロンズ立像を建立致しました。 同氏は、困難を極めた八ヶ岳山麓の開田、灌漑に必要な堰提用水路の構築に盡力し、その偉業を広く地域社会に紹介する事業に私どもは積極的に参画致しました。
坂本養川像 (写真提供 長野日報社)平成9年には、電磁波地殻活動観測装置を同市に寄贈致しました。 この装置は、地震発生や火山噴火の前段階で、地下深部のマグマや地熱水などの変動、地殻圧力の変化が起きた時に発生する電磁波を地上で観測し、地震予知に役立てるシステムです。 どうぞ、こうした我が社の愛郷の意のあるところをお汲み頂ければ幸甚に思う次第であります。
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